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2014/4/12
今年の春は滋賀県の湖北に重点を置いて回っていたのですが、そんな中で前から気になっていた小谷城を訪れてみました。小谷城は浅井長政やお市の方で有名な浅井氏の本拠地。織田信長との一進一退の攻防の末に落城してしまいますが、湖北の強国としてのイメージが強いですね。
そんな浅井氏の小谷城ですが、まず訪れて驚いたのが規模の大きさです。谷筋を利用して山をUの字型に利用して町を防御する形になっているのは知っていましたが、小谷城と一括りに呼んでしまうには、いささか規模が大きくて、小谷城郭群と言った印象です。
残念ながら城下町部分は、ほとんど何も残っておらず整備も限定的ですので、主に見るのは山上の城郭部分となります。山頂の駐車場にクルマを停めると比較的短い距離で済みますが、麓から上がる場合は、ちょっとした登山となります。どちらにしても山城は足場が悪い場合も多いので、しっかり歩ける靴を用意しておくべきですね。
山上の城郭部分は解説板も頻繁に設置されていて、整備状態も良好です。山城に関する知識があまりない人でも楽しめる程度には解説されているので、お勧めです。
山城めぐりでは、やや定番では有りますが、クマ出没注意の看板が置かれていました。
登山道はよく整備されていますが、急で少々距離が有ります。足元は十分備えていきましょう。
稜線に出ると、小谷城の郭が連続しているので、楽しみながら進めます。
ところどころ開ける眺望も中々です。
織田信長が本営を置いたとされる虎御前山。目と鼻の先の距離です。実際の距離感を感じられるのは現地に行ってみた良さですね。
一部分石垣も残っていました。
広い削平地に、やや圧倒されました。大堀切も規模が大きく驚きます。
最高地、大嶽城へは、斜度の強い登山道を登って行きます。一部急傾斜で足元も悪いので、大嶽城へはちょっと気合入れて向かった方が良いです。
途中の視界の開けた場所伊吹山から、彦根、長浜が一望出来ます。
下山途中の谷筋には点々と屋敷跡の石碑が立っていました。
駐車場も比較的広く、半日程度かけてゆっくり周るのが良いでしょう。周囲には須賀谷温泉なども有りますので、温泉で汗を流すのも良いですね。
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