2016-1-20
京都では御苑と御所を引っくるめて単に御所と呼ぶ事も多いのですが、正確には全体を御苑、その中の塀で囲まれた紫宸殿などを含む施設が御所です。御所は事前に申し込まないと見られないので、今回紹介しているのは公園として普段から一般公開されている御苑と、塀の外から見える御所です。
京都で雪を見るのは意外と難しいのは他の記事でも書きましたが、市内やや北よりに位置する京都御苑(御所)も例外ではありません。さらに京都御苑は入場無料で24時間開放されているのも有り、早朝から散歩や通りぬけに利用する市民も多く、人の足跡や自転車のタイヤの跡が増えてゆきます。
このため、真っ白な御所を見てみたいと思ったら、早起きして日の出直後の早朝を狙うしか無さそうです。1月中旬から下旬ならば7時頃ですね。幸い京都御苑は地下鉄今出川駅、丸太町駅の間にあるので、駅から近くアクセスしやすい場所なので、地下鉄を利用すれば雪の日でも比較的訪れやすい場所ではあります。烏丸通沿いには蛤御門の変で有名な蛤御門も残っています。
京都御苑は建物が建っている面積が比較的少なく通路が広いので空が広く開放感が有るのが他の観光地と違います。
冒頭にも書きましたが紫宸殿や清涼殿など御所の内部は一般公開期間以外は予約しないと見られないので要注意です。雪の日を狙って予約を取るのはかなり難しそうなので、平安絵巻を思い浮かべて訪れると、期待通りには行かないかもしれません。和風の壁や建築物と広い視界が京都御苑独特の景観を作り出していて、特に雪の日は趣深いです。
京都御苑は周囲4kmと広く通路には砂利が敷き詰められていて舗装されていません。雪の日ともなると足元が悪い可能性が有るので、歩きやすく、水や汚れに強い履物を用意する方が良いでしょう。
京都御所 東北角の猿ヶ辻。広大な敷地なので、行きたい場所など事前に調べておいて、最寄り駅を選ぶと良いでしょう。
御所東側の建春門。
南門 建礼門。奥に承明門と紫宸殿の大屋根が見える。
京都御苑 南端の九条池と拾翠亭。夏はサルスベリの名所。
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