2012/11/9
いずれも紅葉の名所として知られる湖東三山の中でも最も北に位置するお寺が西明寺です。紫雲に光が指すのを見た三修上人が、光の元である池に祈念すると、薬師如来の姿が現れました。この姿を彫って本尊としたと言われています。三修上人は湖西を歩いていて紫雲と光を見たので、琵琶湖を飛び越えたとの話も残っています。
西明寺も織田信長によって、焼き討ちに遭っていますが、寺僧の機転により山門付近の坊舎を炎上させ、本堂や三重塔などは焼失を免れたと言われています。このため、鎌倉時代に建てられた本堂と三重塔が現存しています。西明寺は、回遊式の庭園をめぐった後、石段上の本堂を巡ります。金剛輪寺などと似た構成となっていますが、距離はやや短いので、本堂まで上がるのに、それ程苦労する事は無いでしょう。
庭園内の石段。場所によっては、やや急です。
庭園内では、南天が実をつけていました。
西明寺の庭は、苔が綺麗です。
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