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2010/8/6
京都で、御所と言えば京都御苑の事。御所には松が多いのですが、ところどころにサルスベリも植えられていて、盛夏を彩る花となっています。特に、御所の南側にはサルスベリが比較的多く、木々の間にピンク色の花が見え隠れします。
夏は、意外と花が少なく、そんな中、鮮やかに咲き誇るのがサルスベリの花です。サルスベリは、次々と花を咲かせ、花期が長い事から百日紅とも書きます。サルスベリの由来ともなった幹は、猿も滑ると言われほどツルツルで一風変わった木です。他の木が花を付けない時期に、咲く変わり者だけの事は有ります。
今回訪れた、拾翠亭(しゅうすいてい)は、御所の中に有った九条家の邸宅跡です。九条家は関白や摂政になる資格を持つ五摂家の一つで、名門貴族。かつては、10,700坪の敷地に、3,800坪の邸宅を構えていましたが、残っているのは、茶室である拾翠亭と、九条池、厳島神社だけです。
残念ながら、多くの建物は明治時代に取り壊されてしまいました。
江戸時代には、京都御苑の中には200もの貴族の邸宅が立ち並び、公家町を形成していました。だだ広い現在の御所のイメージからは、やや想像し難い状態ですね。
多くの公家屋敷が解体されるなかで、保存された拾翠亭は貴重な建築物と言えます。
拾翠亭入り口。3/1~12/27までの金、土曜日、葵祭、時代祭、御所の一般公開日のみ内部を参観できます。九条池の側からは、いつでも見られますが、出来れば曜日を合わせて、拾翠亭の中も見学してみて下さい。料金は100円です。
拾翠亭二階からの眺め。奥に見える橋は高倉橋と呼ばれ、明治時代に架けられたものです。高倉橋、厳島神社へは、いつでも入れます。トップの写真は高倉橋から撮影しました。
拾翠亭一階 縁側からの眺め。二階は縁側へ出られませんが、一階は縁側まで出られます。
九条家の鎮守社である厳島神社。名前でお気づきの方も多いと思いますが、平清盛と関係が有り、母 祇園女御のために勧進したとされています。
御所のサルスベリ 有名な枝垂れ桜の隣にも有ります。
他にも、ところどころに、サルスベリが植えられています。
厳島神社の灯籠で寝ていた猫。やや妖怪ぽいかもしれません…
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