ホーム > ドライブトップ > お花見 桜以外 >滋賀 醒井 地蔵川の梅花藻
2013/8/7
真夏の花と言えばヒマワリやアサガオを思い浮かべる人も多いかと思いますが、暑いのも有って意外と見に行ける花の種類が少ないものです。そんな夏場に一服の涼と共に楽しめるのがバイカモですね。
今回訪れたのは、旧中仙道の宿場町 醒井宿。旅籠や運送業務を司る問屋場が設置されていました。問屋場では、通行する大名行列への人足や馬の提供、荷物の積み替えなどの業務が行われていました。また、醒ヶ井宿の問屋場跡は、完全な形で残っている全国でも珍しい例との事。
バイカモは、梅花藻の名が示すように、梅のような白い花をつける水草です。冷水を好むため関西では、あまり見る機会が有りませんが、醒ヶ井では、冷たい湧き水から流れ出る地蔵川流域で見られます。地蔵川では、ところどころに石段が設けられ川の直ぐ傍まで近寄れるので、是非水に触れてみると良いでしょう。夏の暑さも吹き飛ぶ水の冷たさが心地良いです。
花の大きさは思ったよりも小さく、梅よりは小さく感じられます。多くの花は水面下に咲いていましたが、時々、水面から顔をのぞかせる事も有るようです。写真を撮る場合には、水面から出ている物を狙ったほうが良さそうですね。花が小さいのもあり、一面に白い花が咲くイメージとは違うかもしれませんが、川の中でポツポツ咲く姿は可憐です。
醒井は、日本書紀や古事記に登場する日本武尊(ヤマトタケル)が、伊吹の神に敗れた後に休息した場所とも言われ、これにまつわる腰掛石なども残されています。地蔵川の源流である居醒の清水により正気を取り戻したと言われ、昔から醒ヶ井の水は有名だったようですね。
醒井宿と並行して名神高速道路が通っている関係で、通過する車両の騒音が少々残念です。
醒井宿は、車で訪れるのも良いですが、JR醒ヶ井駅から歩いて直ぐなので、電車でも手軽に訪れられます。電車の本数が1時間に2本程度なので、注意が必要です。
駐車場は駅前に有ります。駐車できる台数はそれほど多くは有りません。朝9時以降でないと開かないようなので、早朝には利用できないので、注意が必要です。
この日は、水面下に咲くバイカモが多いようでした。水面下のバイカモは、撮影が難しいですね。防水デジカメが有ると良いかもしれません。
水辺なので、トンボなども見られました。
地蔵川に沿って、古い町並みが残っています。
問屋場跡
問屋場跡には、地蔵川に生息している魚 ハリヨが展示されていました。水が冷たいので、水槽が曇っていました。
ハリヨ
川の周囲には草花が植えられ、サルスベリも咲いていました。
ところどころ、石段が設けられ川に近づけます。間近でバイカモを観察出来ます。
伊吹の神との戦いに敗れた日本武尊が、腰掛けたと言われる腰掛石。
居醒の清水。ここから湧きだした水が地蔵川となります。
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