2017/1/15
御室仁和寺は、遅咲きで背の低い御室桜の名所として有名なお寺です。雪景色を見に行く場合に雪が多いか少ないかで、どこへ行くかを選ぶ必要が有ります。雪の量が多いと庭の細かな表情は覆い隠されてしまい、ただの雪原になってしまうからです。今回仁和寺を選んだのは雪の量が多く、仁和寺ならば五重の塔なども有って、変化のある景色を楽しめそうな事と、雪の積もった御室桜がどんな表情を見せてくれるのか楽しみだったからです。
この日は雪の少ない京都では珍しい大雪で、嵐電 御室仁和寺駅へ到着すると、どこか雪国の駅へ降り立ったようでした。吹き溜まりでは、かなりの雪が積もっていて、長靴+簡易スパイクで出かけて正解。
駅を出ると正面に仁和寺の仁王門が見えてきます。大粒の雪が吹雪いていて、雪があまり降らない京都では珍しい景色です。山門を潜ると境内は一面の銀世界。広い空が開けるので風景がゴロっと変わります。雪景色の中でも五重塔は、存在感を失う事は無くそびえ立っていました。やはり、大雪の日は大きな建築物やダイナミックな景色を楽しめる場所を選ぶのが良さそうです。
御室桜は白い花が咲いたような状態を期待したのですが、やや積もり過ぎでした。もう少し鮮やかな青空とセットならまた違った印象だったかもしれません。
境内をひとしきり回って御殿を見ることにしましたが、御殿内にも多くの雪が積もってしまったようで、通常の拝観時間よりは遅れて受付が開始されました。こんな事も有るんだなと思いながらも、一面白くなった南庭、北庭ともに美しく、近景から遠景まで巧みに配置された空間を楽しめます。特に北庭は池越しに五重塔が見え仁和寺の庭ならではの風景を楽しめます。御殿内は有料のエリアでは有りますが、是非見ていくべきでしょう。
嵐電 御室仁和寺駅は雪国の駅のようになっていました。
雪の少ない京都では数年に一度といった大雪でした。
仁王門の左右には大きな仁王様。寒い日ですが、もちろん素足です。
仁王門をくぐって境内へ入ると中門が見えてきます。景色から町並みが消えるので、全く違った印象です。
中門を潜ると御室桜が見えます。中へは入れません。
五重塔は白い雪景色の中で黒々として存在感が有りました。僅かに青空も覗いて雰囲気が変わります。
除雪が終わるのを待って、御殿の中も拝観。
寝殿前の南庭。
北庭からは池越しに五重塔が見えました。
北庭のパノラマ写真(クリックすると大きな画像が開きます)
この日は霊明殿は見られませんでした。お坊さん達が広い境内や御殿の除雪に負われていました。
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