2010/12/4
12月に入ると落葉してしまう紅葉の名所が多く、見に行く場所選びは難しくなります。代わりに観光客の数もぐっと減るので、落ち着いた環境で紅葉を楽しめるのが利点です。そんな晩秋から初秋にかけてお勧めな安楽寺は、散紅葉の名所として有名なお寺です。この日の安楽寺は見頃と言える状態。石段にも紅葉が積もり、晩秋を一際色鮮やかに彩っていました。
安楽寺は、1207年(建永2)におこった承元(建永)の法難にまつわるエピソードも有名です。世をはかなんだ後鳥羽上皇の寵姫 松虫姫と鈴虫姫は、法然の弟子 安楽房と 住蓮房のもとで出家してしまいます。 このことに激怒した上皇は、以前から批判の高まっていた 専修念仏教団を弾圧。安楽房と住蓮房は斬首、法然上人や親鸞上人は流罪となってしまいます。承元(建永)の法難として知られるこの事件の後、帰京を許された法然上人によって、安楽房・住蓮房を偲ぶお寺が建立されました。このお寺は、住蓮山 安楽寺と名づけられ、悲しい物語を後世に伝えています。その後、荒廃した時期もありますが、現在の場所に再建されました。
安楽寺は、躑躅や皐月、紅葉の時期だけ特別公開されるお寺です。11月の土日と12月上旬の土日が拝観日となっていますが、変則的なようですので、事前の確認が必要でしょう。
三門内側からの眺めも、きれいです。
安楽寺は、躑躅や皐月でも有名です。
松虫姫・鈴虫姫の供養塔
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