2010/11/29
宝厳院(ほうごんいん)は、夢窓疎石の法孫 聖仲永光禅師を開山に迎えて、管領 細川頼之によって創建されたお寺。当初は京都市上京区に有ったが応仁の乱で焼失。その後、現在の場所に移転再興されました。天龍寺の塔頭(たっちゅう)寺院の一つです。
獅子吼(ししく)の庭と呼ばれる借景回遊式庭園は、室町時代の禅僧 策彦周良( さくげんしゅうりょう )禅師によって作庭されました。獅子吼とは仏様が説法をする事ですが、鳥の声、風の音を無言の説法として真理を感じ取ると言ったところです。この獅子吼の庭は規模の大きな庭で、塔頭寺院と思って油断していると驚かされます。庭園内は巨石や垣根が、ところどころに配置され、非常に変化に富んだ庭で、飽きを感じさせません。
天龍寺のすぐ隣ですので、セットで拝観をお勧めします。
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