2010/11/15
南禅寺の間違いでは?と思われる方も多いかと思いますが、間違ってはおりません。南禅院は、南禅寺の中にある小さなお寺(塔頭)の一つです。塔頭(たっちゅう)は南禅寺の中には、他にもいくつもあり、有名なところでは、徳川家康の側近で黒衣の宰相と呼ばれた崇伝によって現在地に移された金地院なんてのも有ります。公開されていない塔頭も多いのですが、金地院、天授庵、南禅院は公開されています。金地院は小堀遠州の庭園、天授庵は紅葉で有名です。
南禅院は、もともと、亀山天皇の離宮跡。天皇は、後に出家して亀山法皇となり、離宮を禅寺として寄進。大明国師を開山として、禅寺にされました。その後、建物は火災や応仁の乱で失われ、現在の建物は江戸時代に五代将軍綱吉の母、桂昌院によって再建されたもの。
庭園は、離宮当時の面影を残すとされ、天竜寺庭園で知られる夢想国師の作庭とも言われます。鎌倉時代末期を代表する池泉廻遊式の庭園です。
南禅寺は、方丈を除く境内を無料で散策出来ますが、各塔頭は有料となっています。南禅院は300円と追加で拝観料が必要なためか、観光客も意外と少なく周囲を樹木で囲われているのもあって、遮蔽された物静かな庭を楽しめます。
南禅院は、ドラマなどでおなじみの水路閣の裏側にあります。
南禅院外側からは、門越しに庭が見えます。格子越しですが、中々綺麗です。
鎌倉時代末の池泉廻遊式庭園。
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