2017/11/20
蓮華寺は、もともとは京都駅の近くに有ったそうですが、応仁の乱後に荒廃していたのを1662年加賀前田家の今枝民部近義が祖父の菩提を弔うために洛北に移して再興したものです。再興の際には、石川丈山、狩野探幽、木下順庵、黄檗の隠元禅師 木庵禅師らも協力したとされています。
現在の蓮華寺は叡山電車の三宅八幡駅と八瀬駅の間に位置し、洛北の諸寺の中でも郊外に位置しています。有名な観光地、大原へ通じる国道367号線沿いと言えば分かりやすいかもしれませね。入り口もそんなに目立つ訳では無いので、見過ごしてしまいそうですが、観光バス用の駐車場も設けられていて洛北周辺の紅葉の名所をめぐるツアーに含まれている場合があるので、団体の拝観客も訪れます。
蓮華寺はそれほど大きなお寺では無い事も有って、紅葉の見どころとして入り口の鳥居の回りと縁側から見える庭園が中心となりますが、手入れの行き届いた庭は一見の価値有りです。お寺の庭にある池は濁っている場合が多いですが、蓮華寺の池は透き通った水で紅葉と共に、清々しい景観を形成していました。
庭園とその先にある本堂へはお寺が用意したスリッパで通路を通って行きます。庭園も含めて足元が不安な場所は一無く、靴が汚れたりする心配はあまりないでしょう。
蓮華寺単独では、ボリュームに欠けるので、八瀬周辺を散策したり、少し歩いて修学院周辺の名所をめぐるのも良いですね。
入り口付近の鳥居
平日ならば、やや余裕を持って、人の入っていない状態で写真を撮る事も出来ました。団体客が途切れた時間などは、比較的ゆっくり紅葉を楽しめるかもしれません。
紅葉の名所一覧 秋の花 名所一覧 9月の花 一覧 10月の花 一覧 11月の花 一覧 花の名所 トップページへ トップページへ
デジカメ 動画編集 花の名所・観光スポット 旅行情報 HANGAR7
当サイトはリンクフリーです。