2017/11/13
談山神社と言えば、中大兄皇子と藤原(中臣)鎌足が蘇我入鹿暗殺計画を話し合い、大化の改新へと計画を推し進めた歴史的な場所として有名です。
3000本とも言われる楓の紅葉は見事ですが、明治2年(1869年)の神仏分離までは寺院であったので、十三重塔を中心に一般的な神社とは違った様式や景観と合わせて楽しめるのが魅力です。
談山神社でまず目につくのは珍しい十三重塔ですが、重文の社殿、石座、中臣鎌足の木造など見るべきポイントが多く、これらが境内に点在しています。受付で配布されている案内地図でしっかり境内の確認をすると良いだろう。薄暗い本堂の中に安置された藤原鎌足像は照明の当て方にも工夫がされていて、神々しい雰囲気でした。紅葉だけ見て帰るのでは無く、是非お参りして欲しい。
談山神社は多武峰の山間部に位置する事も有って日当たりに差があるのか、場所によって色づきの進み具合に差があるようで、入り口付近のもみじは、まだ青い物がある一方で、十三重塔や本殿の付近は色づきが進んで見頃でした。年によって色づきの進み具合に差があるかもしれませんが、場所によって、やや差がある可能性は考慮に入れておくと良いかもしれません。
境内のあちこちから印象的な姿を見せてくれる十三重塔は678年に建立され、現在の塔は1532年に再建されたものです。本殿・拝殿側の石段から見ると紅葉と合わせて全体像を楽しめます。神廟拝所横のけまりの庭からの眺めも良い。
重文の本殿。
神廟拝所の鎌足公神像。
恋の神様と言われる東殿(恋神社)。
1300年以上昔から祀られている むすびの岩座。
談い山、御破裂山への山道入口近くの比叡神社。
同じく重文の総社本殿。
祓戸社周辺の紅葉も綺麗でした。
境内の裏山には大化の改新の話し合いを中大兄皇子と藤原鎌足が談合を行ったという談い山や、藤原鎌足の墓所が築かれた御破裂山があります。山道は比較的整備されていますが、当然、泥濘んだ場所もあるので、汚れても良い歩きやすい靴で訪れると良いでしょう。
談い山は眺望には恵まれていませんが、休憩を兼ねて大化の改新に思いを馳せるのも良いでしょう、もう少し足を伸ばして御破裂山の藤原鎌足墓所まで登れば、奈良や大阪方面まで眺望を楽しめます。御破裂山の鎌足墓所まで足を運んだら僅かな距離で眺望を楽しめるので、是非訪れて下さい。山中には紅葉している場所はほぼ無いので、紅葉が目当てな場合や、足腰に自信がない場合、靴など条件が整っていない場合、談い山や御破裂山をパスするのも有りかもしれません。
談山神社からの山道は比較的整備されているが、部分的に泥濘んだ場所も有るので、多少靴が汚れる事は有る。
中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿暗殺の謀を語り合ったという談い山。山の中に切り開かれた広場のような場所でした。
御破裂山の藤原鎌足公廟所。談い山から先の道は傾斜が多少緩くなるので歩きやすかったです。
御破裂山横の展望台からの眺め。林の中に突然窓のように開けた場所が設けられている。視界の良い日に双眼鏡などを持っていれば、大阪のビルまで見えるでしょう。
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