2014/11/15
恵那峡は木曽川中流の渓谷で、元々は流れの急な渓谷であったのが、1924(大正13)年に日本初の本格ダム発電所として完成した大井ダムによってダム湖となりました。恵那峡の名前は、地理学者 志賀重昂によって命名されました。
大井ダムの建設には、慶應義塾大学の創設者 福澤諭吉の娘婿 福沢桃介が大同電力社長とし尽力し、福沢桃介は後に日本の電力王と呼ばれました。
ダムが建設されたことで木曽川の流れが緩やかになったので、恵那峡では高速の遊覧船が運行され、ダム湖周辺の奇岩や紅葉を楽しむ事が出来ます。駐車場から遊覧船のりばは、近い場所に有りますので、あまり歩かずに紅葉を楽しめるのも良い点ですね。遊覧船の乗船時間は30分ほどで、頻繁に運行されているので、土曜日でしたがそれほど待たずに乗船出来ました。
恵那峡の周囲には恵那峡温泉などの温泉も有るので、少し肌寒くなって冷えた体を温めて帰るのも良いでしょう。
朝は凄い濃い霧に包まれていました。幻想的な景色です。奥の恵那峡大橋の手前には恵那峡ランドの観覧車が有るのですが、全く見えません。
恵那峡周辺には奇岩が多く、天然記念物の傘岩。
こちらは、千畳敷岩。実際に見るとかなり大きくてインパクトが有ります。
朝は人も少なく、移りゆく天候の変化を楽しめました。
遊覧船のりばの周辺は、さざなみ公園としてよく整備されているので、公園の端にある弁天島まで歩いてみるのも良いでしょう。
大井ダム建設に尽力し、日本の電力王と呼ばれた福澤桃介の銅像。右は、ダム建設で桃介を助けた芸妓・女優の川上貞奴。
大井ダムの堤体は、さざなみ公園、遊覧船乗り場からは見えないので、少し歩く必要が有ります。ダムの近くに見学用の駐車場が有るので、車で移動するのも良いかもしれません。ダムの上も歩けます。ダム下流側の紅葉も綺麗でした。
東雲橋から見たダムの下流側。元々は、こんな風景が見られたのかもしれませんね。
ダム見学用の駐車場。ダムを訪れる人は少ないようです。
恵那峡展望台よりの眺め。恵那峡展望台も、それほど訪れる人は多くないようですが、良い眺めでした。展望台の前に数台車を停められるスペースが設けられています。
遊覧船からの眺めは、船からしか眺められない奇岩も多く。やはり遊覧船に乗らずに帰るのは勿体無い気がします。料金は1280円です。
遊覧船は、ジェット船と呼ばれるだけあって、場所によってはかなりのスピードで航行します。ダム湖とは言え、川でこれだけのスピードで航行するのは意外と爽快感が有ります。
紅葉を見て、遊覧船に乗って、温泉に入ったりすると、半日ぐらい遊べる観光スポットかなと思います。是非、大井ダムも見て行って下さい。
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