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2014/11/22
山城を復元して平成5年に開園したのが、城跡公園足助城です。標高301mの真弓山に高櫓、物見櫓、長屋、柵などが復元されています。木造の掘っ建て作りで、適当に鉄筋コンクリートの天守閣建てた復元とは一味も二味も違います。江戸時代になってから、石垣を追加して近代化された山城とも違って、土塁のままなのも凄くポイントが高いです。
全国には多くの城跡が残っていますが、この中でも山城は膨大な数が有ります。しかしながら、大抵の山城は鬱蒼とした林の中に遺構が残されていて、熱心なファンを除けば、城跡として認識することすら難しいのが現状です。なので、足助城のように、安全手軽に山城の雰囲気を楽しめる場所は意外と少なく貴重なのです。
足助城も完全に復元されているわけでは無いかもしれませんが、このぐらいの規模で復元されていれば、戦国時代の山城がどんな雰囲気で、土塁の上からみると、どんな感じだったのか?など当時の雰囲気を楽しめます。特に、土塁上に柵が復元されているのは、ポイント高いと思います。歴史教育や、色々な事に興味を持ってもらう場所としては適しているのではないでしょうか?
山城を見にゆくと、駐車場までの道が細くすれ違い困難だったり、城の規模が大きすぎて登るのが大変なんてのも有りますが、足助城は適度な大きさとアクセスの容易さがお勧め出来る点です。城のすぐ下に駐車場が有るので、ほとんど歩かずに土塁の下までたどり着けますし、城の大きさも適度なので、ヘトヘトになることも無いと思います。
足元の香嵐渓は多くの人が訪れていましたが、足助城まで訪れる人は数が少ないようです。凄く勿体無いと思うので、是非是非、足助城へも足を運んで下さい。こんな施設が無くなってしまったら、凄く勿体無いですよ。
駐車場から門をくぐると、土塁が見えてきます。崩落防止のためか、土留がされているのが、少し奇異な感じはしますが、雰囲気を感じる事は出来ます。
場内の紅葉が中々綺麗で、ちょっとした紅葉の名所でした。名所 香嵐渓からも近いので、是非立ち寄ってもらいたいです。
新緑の頃も良さそうですが、紅葉の季節がお勧めですね。
郭には柵が設置されているので、山城の雰囲気を楽しめます。山城は鉄砲に弱かったと言われますが、山上なので石を運び込みにくく、土塁の端に壁を立てにくく、柵では撃たれ放題なので鉄砲には弱そうです。
門も、冠木門などではなくて、簡素な跳ね上げ式。実際には、こういった門も多かったんだろうなと思います。
建造物の室内も見られます。
天守では無くて、高櫓。天守が建てられるように成るのは、もう少し後の時代ですね。
高櫓からは、足助の町や香嵐渓の飯盛山が見えました。画面中央右よりに山頂部が赤く染まっているのが飯盛山です。飯盛山も山城だったそうなので、足助の町を守るように山城が築かれていたようです。
高櫓二階の壁面は取り外す事が出来て、人を隠す事が出来たそうです。係の方が色々解説してくれました。
通路は土塁の下をグルっと回るように巡らされ、土塁上から長時間の攻撃に晒されるように配慮されているようです。
駐車場の情報などについては事前にご確認下さい。
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