2017/11/27
京都の人に紅葉の名所を挙げてもらうとして、京都御苑を挙げる人は稀ではないかと思います。そもそも、京都の人は京都御苑の事を御所と呼ぶことが多いですが、正確には、御所は御苑の中の内裏の部分の事ですが、あまりその辺りを区別していないように思います。
京都御苑の門を潜って中へ入ると目につくのは松が圧倒的に多く、その中にカエデやイチョウが散在している印象です。またカエデにそれほど力を入れていないためか、それほど状態も良くなく、何だやっぱりこの程度だよねっと思われる人も多そうですね。
とは言え、京都市内でも特に広い敷地を持つ京都御苑の苑内ですから、本当に良い木や場所は無いのかなと、あちこちを探していると、真っ赤に色づいたカエデに出会える事が有ります。そして、苑内が非常に広いので、多少の人が集まったとしても、バラけてしまうので、人でごった返すなんて事はまず無いのも魅力的です。京都の一般的な紅葉の名所では敷物を広げてゆっくりするなんて事は出来ない場合が多いですが、御苑では人に迷惑をかけない程度なら大丈夫です。ベンチなども多数設置されているので、天気が悪くなければ特に何も用意する必要すらないでしょう。
京都御苑は地下鉄 烏丸線 今出川駅 もしくは丸太町駅を降り最寄りの出口から出ればすぐ目の前に広がっているので訪れやすい観光スポットです。わざわざ遠くから紅葉を目当てに訪れよりは、市内の人が休日に憩いを求めて訪れる場所といった感じですが、人の多い紅葉の名所に疲れたら気分転換に訪れるのも良いでしょう。
苑内の通路は砂利が敷き詰められているか土の場所が多いので、舗装された場所を歩くよりは歩き難いかもしれませんが、整備状態は良いので、足元の心配をする必要はあまり有りません。とは言え舗装されている訳では無くともかく広いので、やや歩きやすい靴を履いていくと良いでしょう。
御所と言えばやはり松のイメージ。場所によっては、ほとんどカエデは有りません。
とは言え御所は広いので、それなりにカエデが有る場所も。
それほどカエデに力を入れていないのか、色はイマイチの物も多いです。
とは言え京都御苑は広いので、中には色鮮やかで目をみはるような木もあります。
苑内には大きなイチョウの木も有り、周囲の地面を黄色く染めていました。
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