2011/4/10
郡山城は、奈良盆地の西部に位置し、松永久秀と争った筒井順慶や、豊臣秀吉の弟 豊臣秀長の居城として知られています。桜の名所100選にも選ばれており、城内には多くの桜が植えられています。
城の歴史は古く、 平安時代末期に郡山衆によって築かれたと言われます。筒井順慶時代に、明智光秀が普請目付となり、近代的な城郭へと改修されました。筒井順慶の死後、養子の筒井定次が伊賀上野へ転封となり、1585年に、大和、和泉、紀伊三カ国100万石の領主として、羽柴秀長の居城となります。秀長時代に郡山城は大和大納言家の居城として、さらに改修されますが、秀長には嫡子が有りませんでした。養子の豊臣秀保も若くして亡くなり、大和大納言家は断絶となります。その後は、五奉行の増田長盛、関ヶ原後は、大久保長安、 筒井定慶、 水野勝成、 松平忠明、 本多政勝、 松平信之と城主が次々と変わり、 柳沢吉保の子、吉里が城主となってからは明治まで柳沢家の居城となりました。
郡山城は、1858年に火事により多くの建物を消失。再建が試みられますが、1870年(明治3年)に藩は修復を断念。郡山城は破却されました。トップの写真は復元された、追手門向櫓と、追手門(写真奥)。城内には天守台など立派な石垣が残りますが、天守は復元されていません。
なお、城内には、それほど大きな駐車場が有りませんが、周囲の道路では駐車違反で捕まっている車を多く見かけました。路上駐車は迷惑にもなりますので、周囲の駐車場へ止めるか、公共交通機関を利用しましょう。近鉄郡山駅からは近く、非常に訪れやすい名所と言えます。
名所百選に選ばれている有名な観光スポットなので、土日はかなりの人出です。ピクニックシートを広げられない程では有りませんが、良い場所を取りたいのならば、やや早い目に訪れるのが良いでしょう。
多くの人がお弁当持参で、お花見を楽しんでいました。
毘沙門曲輪と本丸を隔てる空堀。実戦的な雰囲気を漂わせるお城です。
石垣は高く、堅牢。
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