2010/4/13
百済寺は、西明寺、金剛輪寺と合わせて湖東三山と呼ばれる天台宗寺院の一つです。永源寺と合わせて、どちらかと言えば紅葉の名所として有名ですが、4月も中旬に入り、関西では残り少なくなった桜を求めて行ってきました。
事前情報では、7分咲きとの事だったのですが、駐車場脇で出迎えてくれた桜は満開。前日の雨と風もあって散り始めていましたが、中々立派な桜で見ごたえが有りました。
百済寺は、もともとは非常に大きなお寺で、キリスト教の宣教師ルイス・フロイスも地上の天国 と讃えたと言われますが、15734月11日に織田信長によって焼き払われ、石垣の石は安土城の石垣に使われたそうです。
信長によって焼き払われ、かなり規模が縮小されたとは言え、庭園は非常に広大です。桜は殆どなく、やはり百済寺は、紅葉のお寺だなとは思いますが、別に紅葉や桜がなくても素晴らしい庭を堪能出来ます。池に設けられた飛び石が豪快で、遊び心に溢れています。
庭園は、山の斜面を利用して作られているので、最上部からは湖東を遠望出来ます。安土山も意外と近くに見え、石を運んだとの話もうなずけます。
庭園を出て、階段を登ってゆくと、仁王門が有ります。門の前に吊るされた大草鞋に触れると、 身体健康・無病長寿 のご利益があるそうですので、是非、ご利益を受けてきて下さい。
本堂は江戸時代に再建されたものです。本尊は秘仏で、十一面観音立像(平安時代)です。 信長による焼き討ちの際にも避難して無事だったとのことです。
紙の原料にもなる、三又楮の花が満開でした。
秋の紅葉に備えて、カエデも新芽を出していました。
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