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ホーム > デジタルカメラトップへ > 2012年 カメラ選び! EOS Kiss X5 を触ってみる
勤め先に定期的にキャノンのローエンド デジ一が導入され、しかも自由に借りられるという非常に恵まれた環境に有るので、X3、X4と触ってきました。今回はX5が導入されたので、早速触ってみることに。
EOS Kiss X5は、2012年6月現在、非常によく売れているカメラのようで、価格比較サイトなどでも、売上上位にランキングされているカメラです。
有名メーカーが出しているカメラで、ダブルズーム キットで6万円を切る価格となれば、それなりに売れるのは当然なのかもしれませんが、その実力を確かめてやろうと思ったわけです。
X5はX4と比べて大きく変わった点としては、バリアングルモニターが搭載されたことでしょう。というか、バリアングルモニターを除けば、X5はビックリするぐらい特徴の無いデジタル一眼レフです。連写が速いわけでも、高いISOまで設定出来るわけでも60pで動画撮影出来るわけでも有りません。もちろん、5軸手ぶれ補正でもなければ、オールドレンズを楽しめるミラーレスでも有りません。
もちろん、このバリアングルモニターの威力は大きくて、以前X4を借りて不満に思った事の何割かが、バリアングルモニター非搭載だった点に有ったのかなと実感します。モニターの自由度は高く、αシリーズに搭載されている下方に開くタイプとでは全く使い勝手が違いますね。今のところ、バリアングルモニターは、横方向へ開くタイプに分があります。
バリアングルモニターはオーソドックスな横開きが便利です。
ただし、このバリアングルモニターには落とし穴が有ります。バリアングルモニター使用時には、AFの使用に制限が有るのです。当たり前ですが、バリアングルモニター使用時には、クイックリターンミラーが跳ね上がり、ミラーレスと同じような状態となります。ライブビューというやつですね。
そして、こうなってしまうと、EOSシリーズが苦手なコントラストAFか、AF時のみ一時的にミラーを下ろしての位相差AF、もしくはMFということになってしまわけですね。
クイックリターンミラーを使っている一眼レフなので、この辺りは大変苦しい。動かない物であれば、ゆっくり時間をかけてコントラストAF、もしくは拡大表示でMFというのも有りなのでしょうが、動いているペットや子供を撮影するとなると、そういう訳にも行きません。
これでは、折角のバリアングルモニターも威力半減。売りとする機能で、AFの機能を発揮出来ないなんて、凄く残念なカメラです
ミラーレスやトランスルーセントミラーに触れてしまうと、ライブビューでAFを使えるのが普通なので、固定の光学ファインダーを覗いて撮影するのが意外と面倒に感じてしまいます。もちろん、水平アングルに近い状態で光学ファインダーを使用して撮影するには問題無いのですが…
写真というのは、意外と低い位置から撮影したいものなんですよね。風景でも、地面をあまり写したくない場合に、低い位置から撮影します。ペットなどを撮影するには、もちろんライブビューを使って、低い位置で撮影したいものです。見下ろし視点のペットの写真なんて残念な感じがします。
旧来型のデジタル一眼レフというのは、新しい機能を盛り込むのが難しい物ですね。もちろん、ファインダー覗いて撮影する分には、普通のデジタル一眼として使用できます。ただ、X4同様、ファインダーが小さくて残念な感は有りますが…ファインダーでのマニュアル撮影は、依然、ピントがつかみにくいです。
やはり、昔から一眼レフでは、下位機種に性能の低いファインダーを搭載してきましたが、X5は完全にそれを踏襲したカメラですね。
EOS Kiss X5は、ソコソコの完成度と、コンパクトさは良いなと思いますが、やはり、売れ筋上位に食い込むほどの魅力と完成度を持つカメラなのか?と言われるとチョット疑問です。
まあ、カメラ好きな人というのは、意外と保守的なので、従来型のカメラにプラスαぐらいが、選びやすいのかもしれませんね。
小型で見難いのに何故か人気のある光学ファインダー…小型化のためか、ファインダーの鏡筒その物が細くて狭い気がします。敢えて勧めるほどの物では無いと思いますが…
X4とどちらかと言われると、バリアングルモニターの威力は絶大なので、少し高くてもX5をお勧めします。連写速度に関しては秒3.7コマと4コマを切る程度でしか有りませんが、比較的動きの少ない物であれば撮影出来るなと実感しました。走り回る犬とかになると、難しいかもしれませんが…
そうこうしている内に、X6が登場しましたね!ライブビュー使用時のAFや連写速度も速くなっているようですが、フレームレート 60i 60pに対応していないところを見ると、現行EOS Kissシリーズにとって動画撮影機能はあくまでオマケで、ライブビューもスチル写真を快適に撮影するための機能として採用されているのかなと感じます。さすがに秒30フレーム(コマ)では、自然な動きの動画は撮影出来ないですからね。
時期Kiss(X7?)では、さすがに60フレーム記録にも対応しそうですが、今回のX6と動画対応レンズは、そのための布石と言ったところかもしれませんね。
同時に、ハイブリッドCMOSセンサーの性能が上がってきて、もう少しEVFの性能が上がってきたら、その時こそ一眼レフが退場する時なのかもしれません。今後画素数が上がって、今以上にミラーのショックが嫌われるようになれば、ミラーの邪魔者感は強まってゆくと考えています。ただ、もう少し時間はかかりそうですね。
モードダイヤルは、右手でグリップを握ったまま指先で回せるので便利です。360度回るとより便利ですが、端まで行くと止まってしまうタイプです。電源スイッチの場所はイマイチです。
ダイヤルは上から操作するタイプですが、下向きに力がかかるので、操作し難い場合も有ります。
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