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ホーム > デジタルカメラトップへ > 2012年 カメラ選び!SONY α57を買ってみた
前回までに弟にα33を借りてみたり、職場からEOS Kiss X5を借りてみたりしながら、カメラの検討を進めてきたのですが、結局α57にしました。
元々、今回カメラを購入するに当たって、考えていた用途は以下の様な物です。
このうち、風景の撮影には素早いAFも連写機能も要求しないので、ソコソコのダイナミックレンジと解像感が有れば良いかなと思っています。そういう意味では、ややモッサリした動きの従来型ミラーレスでも問題無有りません。
問題は、犬の撮影でした。我が家の愛犬はカメラがあまり好きでは無いのも有って、中々、上手く写真を撮らせてくれません。絶えず動くし、早いシャッター速度、連写速度、バリアングルモニター、バリアングルモニター使用時の素早いAFが必須と判断。
上記の条件を満たすカメラとなれば、全メーカーで数機種しか有りません。そもそも、バリアングルモニター搭載機が少ないのが、困りもの。皆さんどうやって写真撮ってるんですかね?花とか、犬とか撮影しようと思えば、寝転ぶぐらいの覚悟なんですかね?
男性諸氏は良いとして、女性には不評そうな感じがしますが、いかがでしょうか?
以前に、疾走する馬の撮影をしたことが有ったのですが、E-PL1の秒3コマではさすがに遅く、思ったように撮影できませんでした。なので、3コマよりも早い連写性能は欲しいと思っていました。X5だと、3.7コマで、意外とこの0.7コマは大きいようです。馬では比べていませんが、犬がチョコチョコと歩きまわったりするのは撮影出来そうで、この辺りは少し意外。多くの人にとって、5コマ程度の連写性能が有れば、かなりの物がカバー出来るのかもしれないですね。
ちなみにα57の連写速度は、条件によってかなり変わります。
と言う訳で、フォーカス以外フルオートで、画角が多少狭くなってOKなら12コマ。画角そのままなら10コマ、絞り優先オートとか、マニュアルだと8コマ。
なので、一般的な使用時には8コマと思っておくと間違い無いでしょう。な~んだっ8コマなのか…て思った人も多いのでは無いかと思いますが、実は8コマで困る事は無いです。そもそも、8コマで撮影出来る一眼ってそう多くはないしね。飛翔中のツバメとか、物凄い速い被写体を撮影する場合なら、できる限り速い連写速度が欲しいかもしれませんが、一般的な用途では、5コマぐらいで十分な気がします。ただ、秒8コマの連射速度は気持ちいいし、病みつきになります。
バリアングルモニター使用時にAFが効くのは文句なく便利です。残念ながらコントラストAF+バリアングルモニターという組み合わせを試す機会に恵まれてないので、位相差AF+バリアングルモニターの恩恵がどの程度なのかは不明です。GH2なんかと比較出来ると良いですね。
ただ、バリアングルモニター+素早いAF+秒8コマの連写には、絶対意味が有ります。細かい点ですが、これがチルトモニターだと、何割か魅力減なんですよね。
バリアングルモニターは下開きなので、三脚使用時に不便ですが、90度ぐらいまでなら、下にも開くので、使えない訳では無かったりします。それでも、三脚+自分撮りは無理です。
やや期待外れだったのは、動画の画質です。この辺りは主観もあるので一概には言えませんが、やや解像感が低いように思われます。よく、カメラのレビューでフレームレート(一秒間のコマ数)で総てが決まるかのような書き込みが有りますが、それは間違いです。確かに、α57のように60フレームで撮影出来るカメラは滑らかな動きで撮影出来ますが、それとは別に画像の写りの良し悪しが当然有るわけですね。
一方で、30フレームまでの撮影しか出来ない一眼が多いので、動きに関しては自然に撮れて便利です。ちょっとした、ホームビデオ的な動画撮影は十分にこなせます。
また、24pでも撮影出来るので、ドラマ撮影などもある程度は出来ます。ただ、24pで撮影出来るカメラは他にも多数有るので、24p撮影するために敢えてα57を選ぶべきかと言われると微妙です。
24p撮影については、EOSシリーズややGH2を選んでおいたほうが無難な感じがします。
また、マニュアル動画撮影時にAFが使えないのも惜しいです。動画撮影時にはマニュアルで撮影するのは基本ですが、せっかくトランスルーセントミラーなのに…ってガッカリ感はありますね。なので、マニュアル動画撮影時のAFは、ミラーレスや、EOS Kiss X6やX5にも劣ります。オートならAF使えますけどね。
その上、動画撮影時に拡大フォーカス使えないのは残念過ぎ…
動画撮影時の拡大フォーカスについては、ZOOMボタンを押してデジタルズームで代用するのが良さそうです。ただ、撮影中はデジタルズームされてしまうので使えません。
並べてみると、α57とEOS Kiss X5は、ほぼ同じサイズで、どちらかと言えばコンパクトなデジイチです。X5は大きくて…と言われると反論の余地も有りませんが、むしろα55が異例に小さかったと解釈するべきかなと思います。
何となく、ソニーのカメラを買う層がコンパクトな製品を望むのは理解出来ますが、僅かなコンパクト化が生む損失は意外と大きい事も有ります。多少は我慢しましょう。
αシリーズはトランスルーセントミラーとは言え、ミラーを内蔵しているので、これより小型のカメラを選択したい人はミラーレスを選択するべきでしょうね。やはり機能とサイズはトレードオフな関係です。
α57と言えば、EVFの色が青っぽいとの評価が定着しているようですが、それ以上に気になるのは、ファインダーの像と撮影結果が一致しない事です。デジカメなので、結果を見ながら修正してゆけば良いですが、EVFの長所をイマイチ活かしていない感が有ります。どうも、EVFの味付けがビデオカメラ等とは違って、デジタル一眼レフ的な制約に縛られている気がします。
もちろん、望遠レンズを使用する場合や、日中明るい場所で撮影する場合には、EVFは便利です。後付けのEVFと違い脱落してしまう事も有りませんが、やや詰めが甘いですね。
特に暗部補正をかけた場合、EVFに表示は全く当てにならず、光学ファインダーで山勘で撮影してるのと大して変わらないか、より悪いかもしれません。
処理速度の問題等で、どうにもならないのかもしれませんが、EVFの表示がイマイチな点に関しては、このカメラを操作していて最もストレスが溜まります。
キットレンズとして標準ズームDT 18-55mm F3.5-5.6 SAMが付いてきますが、このレンズAFで使ってる分には、それ程問題無いのかもしれませんが、プラスアルファ何かしようとすると、途端に馬脚を露わす感じがします。
特に、サーキュラーPLを使おうとすると、フィルター取り付け部が回転するので、物凄くストレスが溜まります。ただ、回るだけならまだ良いのですが、フィルターの回転枠を回すとレンズ側も一緒に回りやすくイライラしますね。
価格や画質の問題からインナーフォーカスは難しいのかもしれませんが、一昔前のレンズを操作しているような複雑な気分です。
地味ですがモードダイヤルが360度回転するのは便利です。
マウント部に取り付けられたボタンは拡大フォーカスやプレビューボタンとして設定可能です。カメラ底面に手のひらを置くと、ややボタンが押しにくいのが弱点。ボタンに指を触れてから、構えるとしっくり来るポジションが見つかりそうです。背面のAELボタンに拡大フォーカスを割り当てられるので、最近はAELボタンに割り当てています。ファインダーでも拡大画像でピントを合わせられるのはEVFの利点です。
AF/MF切り替えスイッチが2つ有るのはイマイチ…本体側、切り替えスイッチは、手ぶれ補正の入り切りスイッチとかにして欲しいです。
電源スイッチはシャッターの周囲が便利ですね。どこのメーカーとは言いませんが、モードダイヤルの周りとかは手を離さなければならないので、イマイチです。
トランスルーセントミラーのαシリーズと言えば、77を除いて、液晶が使いにくい事で有名です。三脚に取り付けると、このぐらいまでしか液晶モニターが開きません。三脚によって、開く角度は違うと思いますが、私の三脚の場合、90度程度です。これでOKとする人は少数派でしょう…
たまたま、家に有ったVelbonのクイックシューQRA-667を取り付けてみると…
ほぼ、180度開くようになりました。相変わらず自分撮りは出来ませんけどね…
キットレンズ DT 18-55mm F3.5-5.6 SAMで撮影
全画素超解像ズームは、チョット寄りたい場合に意外と便利です。
もはや珍しくは有りませんが、スイングパノラマ機能も搭載しています。意外と面白いです。
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