教習所でもやったことがあるかと思いますが、自主経路というやつです。自分で設定した道を計画通りに走るわけですね。最初は、車に乗って地図を見るよりも、止まって位置を確認できる徒歩や、自転車の方が良いかもしれません。お子さんがよく知った場所で、地図を見ながら、地図と現在地を確認するのもありかなと思います。もちろん、親御さんがよく知った場所でなければ、現在地と地図がちゃんと有っているのか確認しにくいでしょうから、よく知った地域で始めるのが良いでしょう。
ドライブするにしても、サイクリングするにしても、何の目的地も無しにウロウロするのは、よくないと思います。お子さんにも、何かするには目的がひつような事を勉強してもらうためにも、是非、目的地を設定するべきです。目的地は、景色の良い場所でも良いでしょうし、何かのお店でも良いでしょう。もちろん、遠すぎる目的地や、とんでもない山奥などは最初の目的地にするには不適です。
目的地さえ選べば、後は適当でも良いと思われるかもしれませんが、是非地図を使って、経路を計画してみるべきだと思います。地図には様々な情報が書かれていますので、そこから得られる事前の情報から、問題点を想定し、計画段階での理想的なルートを設定することは、非常に重要なのではないのかなと考えます。
ここで大事なのは、親御さんの意見をお子さんに押し付けないこと。子供さんの意見を中心に計画を立て、親御さんはアドバイザーに徹するようにしましょう。恐らく、実際にドライブやサイクリングに出かけてみると、最短距離のルートを選んだはずなのに、途中に丘が有って、自転車では、しんどかったり、自動車で通るには細すぎる道だったりするかもしれませんが、それは、経験によって、獲得出来る能力ですから、多少失敗させるべきではないかと思います。
お子さんと地図を見ていると、地名などに惹かれて、その場所へ行きたいと言い出す事も有るかと思います。多くの場合、親御さんはその場所に行ったことが有って、別に何も無い事を知っているかもしれません。でも、頭ごなしに、ここには何にも無いよと言ってしまわずに、一度その場所を訪れてみるのも悪くないのではないかなと思います。
実際にその場所に行って見ると、地名の由来を知ったり、思わぬ発見が有るかもしれません。もちろん、その場所には何も無い場合も有るかとは思いますが、何も無い場所であっても、知っている場所を増やすことは、将来的に道を覚える上で有利に働くことも有ります。世の中にあふれる情報に無駄なものなど無く、何の変哲も無い交差点で有ったとしても、何も無い交差点であるのを知ることには意味が有ります。
地図には、必用な情報を書き込んで行けばよいのですが、直接地図に、ルートなどを書き込むのではなくて、まずはコピーを取るのがお勧めです。色々と書き込むと、何が何だか分からない地図となってしまい、使いにくくなってしまうことと思います。ですので、地図のうち、使用する部分のコピーを毎回取って、使用するほうが良いでしょう。
後で、どのコースを通るのか親子で意見が割れると言うのも、どうかと思いますので、お子さんと相談して、コースを選び、実際にマーカーや色鉛筆で、線を引いてみましょう。実際に移動するばあいには、コース通りにルートを辿れない場合も多いのですが、ここでは、地図を元に、事前に計画を立てる事が重要なのであって、地図なんて見なくても目的地まで行けるとか、大人基準の知識に頼ったドライブやサイクリングを想定していません。あくまで、子供さんが地図から情報を読み取って、地図を読めるようになるのが目的ですから、目的地につければOKと安易な発想に陥らないようにしたいものです。
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