Hangar7 トップ>ムービートップ>ビデオカメラ基礎>動画撮影の基礎 ビデオカメラのスイッチ
撮影モードの選択などに使用される場合が多い。高級機では、数値入力などに使用される場合も多いが、普及機では、コストの問題も有ってかダイヤルを多数搭載した機種は少ない。写真のダイヤルは、横方向に回転するタイプで、モードごとに引っかかりがあり、無段階に回転するタイプでは無い。カメラの操作に苦手意識を持った初心者にとっては、若干とっつきにくいのかもしれないが、素早いモード切替や数値入力が可能で、慣れれば、メニューを呼び出して、モードを切り替えたり、数値を切り替えるなんて面倒すぎて耐えられない。簡単を合言葉に、ダイヤルを追放するのはやめて欲しいものだ。
こちらもダイヤルだが、縦方向回転型で、半埋め込み式のタイプ。普及機では、少数派だが、ソニーでは採用例が有る。ソニーのカメラではダイヤル横のボタンでダイヤルの機能をフォーカスや明るさの調整に切り替えられるが、ダイヤルのサイズが小さく操作性が良好とは言い辛い状況。写真はHVX-200のダイヤルでアイリス(絞り)調整用のダイヤル。このクラスのカメラでは、カメラのサイズが大きい事もあり、独立したアイリス調整ダイヤルやリングを搭載した機種が多い。
ソニーのカメラや製品のみに採用されている操作形態。普通のダイヤル操作に加えて、押し込む操作が可能で、ダイヤルを回転させて、項目を移動して、プッシュ操作で、選択操作が出来るなど、決定ボタンを別にしているタイプと比べるとスピーディーな操作を狙っている。優れたアイデアでは有るが、私の経験では、ヘッドと共に故障率の高い部品で、TRV-900、VX-2000ともに、操作不能となってしまった。最新の機種では、改善されいるかもしれない。
カメラの鏡筒部に取り付けられた、一種のダイヤル。中が中空となっていて、操作部がリング状になっている。主に、フォーカス(ピント)やズームの調整に使用される。ダイヤルにしても、リングにしても、回転するタイプの操作形態では、円の直径が大きい方が微調整しやすく、尚且つ素早く数値を調整出来る。その点、リングは、かなり大型に出来るので、非常に操作しやすい。ダイヤル以上に数が減っており、今やフォーカスリングを持った機種は少数派だが、ビデオカメラでは、マニュアルフォーカスへの依存度が未だ高く、タッチパネルやダイヤル、ジョイスティックでは、素早いフォーカスの調整は無理。静止している物体ならば、素早いピント調整は不要なので、必要ないかもしれないが・・・現実には、花でも風で揺れている場合が多い。
使用する側も、カメラに慣れる意識を強く持って、第一印象の親しみやすさに騙されずにカメラを選んで欲しい。
基本的には、ダイヤルと同じだが、こちらは無段階で、音声のボリュームを調整するためのツマミ。差はよく分からないが、音声系はツマミ?
スペースの関係も有ってか、高級機でも音声系のツマミを用意している機種は少なく、大抵はメニューから呼び出す形式になっているが、非常に使いにくくて閉口する。まだまだ、ビデオカメラにとって音まで手が回らない部分も有るのかもしれないが、他の部分がもう少し改善されたら、音声関係ももう少し何とかして欲しい。
ビデオカメラでの採用例は少ないように思うが、デジカメでは、非常に多く、切り替えによって、いくつかの機能を割り振られているパターンが多い。十字カーソルと比べるとアナログ感が強く、斜め方向への入力が可能な場合もある。ピント合わせをジョイスティックで合わせる機種も少数ながら存在する。個人的には、メニューを開いてマニュアルピンとあわせをするものよりは、使いやすいように思う。また、メニューが開いているときと、閉じている場合で、違う動きをする場合もある。
ジョイスティックと共に、ゲーム機でおなじみの入力方法。ジョイスティックよりも縦横への操作を強調したタイプで、ジョイスティックでは、ボタンの代替にはならないが、十字カーソルは様々なモードの呼び出しスイッチと兼用のものが多い。最近では、カメラの多機能化と併せてスイッチの数を減らす方向なので、1個のボタンに1つしか機能が割り振られていないなんて事は少ない。
写真は、ズームレバーで、前後方向にシーソーのような動きをするタイプ。横方向に操作するタイプもある。一般的には、傾ける角度によって、ズームの速度が変化し、任意の速度でのズーミングが可能。他のダイヤルやリングが、どんどん省略される中で、唯一その座を譲らないズームレバーは、使用頻度が高いんだろうなと思わせる。普及機では、妙にズームが速い機種も有るので、購入前にチェックしておこう。
横あるいは、縦方向に、ガイドに沿ってスライドするタイプのスイッチ。電源スイッチなどで使われるほか、モードの切り替えで使用される場合もある。ビデオカメラでは伝統的に、電源スイッチはRECボタン周辺に、回転型のスイッチを配する事が多く、スライドスイッチは少数派。若干古臭いイメージは有るが、適切に配置すれば、視認性も高く、使いやすい。ダイヤルと比べると、割り振れるモードの数が少なく、多数のモードを割り振ると操作が煩雑となるため、ON OFFなど2段階または、3段階程度の物が多いように思われる。
普及機では、殆ど採用されておらず、ハイエンドの民生機以上にのみ採用されている。いかにも機械的な雰囲気が、初心者やデザイナーからは嫌われるのかもしれないが、カチカチと手ごたえのある感触は信頼感が有り好感が持てる。個人的には、もう少し見直されても良いのではないかと思う。
連載
Hangar7 トップ>ムービートップ>ビデオカメラ基礎>動画撮影の基礎 ビデオカメラのスイッチ
PR Amazonで購入!
デジカメ 動画編集 花の名所・観光スポット 旅行情報 HANGAR7
当サイトはリンクフリーです。